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仕事がつらい

仕事を続けていると、ずっとある疑問がわき続ける。
「なんでこんな辞めたいことを何年も続けるの?」
という疑問。
そしてそれに対して「生きるため」と答える。
ならばなんで鬱になる人が出るの?
なんで仕事がつらくなるの?
なんでそんな厳しいことを求められるの?
100%か120%のことを常に求められて、新しいことを生み出そうとしなければならない。
そうしないと生存競争に勝ち残っていけないから。
なんで80%でいいやってならないの?
これ以上そんなに発展したいの?

もう今や資本主義は止められない。
資本主義が止められないならば発展をし続けなければならない。
他との生存競争に勝つため。
勝って、株主や従業員にお金を渡さないとみんな死んでしまう。
全世界の99%が「少しのミスくらいいいじゃない」と言っても、残りの1%が完璧を求めるなら、99%も、そのうち完璧を求めざるを得ない。
消費者は、少しでも居心地の良い方に向くからだ。

しかし、消費者は反面、どこかの従業員のはずだ。
従業員として、「まぁいいじゃない」という姿勢を持てば、同僚にだって寛容になり、消費者として目線がゆるくなる。

近い将来、日本は灰色になる。
現在、なんとか維持している国際競争力は、生産年齢人口の現象によりがくんと落ちて、輸出は減るだろう。
それにより国内の消費も冷え込む。財政出動しようにも、医療費や介護保険費など、公的支出が年々膨れ上がり期待はできない。
教育への財政出動は現在でもOECD加盟国で最下位グループにいるが、今後ますます減ることが予想される。
きちんとした教育が受けられない若者、派遣雇用さえままならない高年齢のパラサイトシングル、それらを救うため、資本の再分配を行う。

日本は先進国ではなくなり、成熟期に入った。そして、今後は衰退の一途をたどる。
日本政府は、表面上格差をなくすために、税の改革を行う。
それは、日本が灰色になっていくことを示す。
所得倍増計画のように、所得を高い水準で均衡にしていける体力は、日本には残っていない。
現在よりももっともっと低い地点で、所得の均衡、雇用の均衡、生活水準の均衡を図ることになる。
それは、今まで我々が過ごしていた生活水準では、お世辞にも普通の暮らしとは呼べないものだろう。

だったら、もう日本人は働きすぎることはないんじゃないか?
いずれくる灰色の時代が、少し早まるだけだ。
80%でいいじゃないか、消費者として余裕を持っていれば、こんな働きすぎる窮屈な思いをすることはないんじゃないか?

まさに、ゆとり。
ゆとり世代なんだとつくづく感じる。
ただ、モーレツ社員の時代、日本の自殺者が増え始める異様な時代に、仮に今戻せるとしても、戻さないだろう。
働けば日本は良くなる、お金は回る、それを信じて働き続けた結果は、バブルだった。

ゆとり、ゆとりと変わった世代の扱いをするが、これからの日本人にはそれこそ必要になってくるのではないだろうか。